武蔵野市は、東京都のほぼ中央部、東京都多摩地域の東部に位置し、横長の地形となっています。東京都の都市として人口密度が最も高く、全国でもトップクラスです。
令和5年6月1日現在の人口は約148,000人、世帯数は約78,000世帯となっています。
東京都武蔵野市は、「住みよさランキング2022」で全国1位を獲得するほど、抜群の住みやすさを誇る街です。
また、子育て世帯にも優しい街として、子育て支援制度が充実しています。
地域としては主に、井の頭公園が代表的な「吉祥寺」をはじめ、ファミリー層に愛される「三鷹」、明治の文豪とゆかりの深い「武蔵境」の、3つのエリアで構成されています。
市域の南部を東西に走るJR中央本線は市民の重要な交通手段で、駅によって様々な街の表情があります。京王井の頭線と連絡している吉祥寺駅周辺は大型商業施設や文化施設が集まる一大商業圏を形成しており、「住みたい街ランキング」の常連の街としても有名です。
吉祥寺は、言わずと知れた武蔵野市の代表格です。駅周辺には昭和の渋い面影を残す「ハモニカ横丁」やPARCO、マルイ、明るいアーケード街などがあり、連日にぎわいを見せています。
そこから一歩抜け出すと、吉祥寺の良心「井の頭恩賜公園」が訪れる人の表情に笑顔を誘います。休日にはストリートパフォーマーが集まり、音楽や演劇など、生活とカルチャーが影響しあう武蔵野市の中心的存在です。
「井の頭恩賜公園」は、武蔵野市を代表する観光スポット。公園内にはボート遊びができる池や動物園、遊歩道が整備されています。
なかでも人気なのが「井の頭自然文化園」。東京都が運営する都立の動物園で、ニホンカモシカやニホンリスといった日本の在来種をはじめ、フェネックやヤマアラシなどの外国の動物も飼育されています。
三鷹駅北側周辺は武蔵野市民の生活を支える市役所、図書館、文化会館、警察署などの行政機関が集まる地域です。
「NTT技術史料館」といった穴場施設もあり、子どもの知的好奇心を育むのにも最適。せせらぎに耳を澄ませながら川沿い歩く人も多く見られます。
総合体育館や温水プールなどのスポーツ施設も充実しています。
武蔵野市で最も国際色が豊かなのが武蔵境です。
国際基督教大学や亜細亜大学を訪れる交換留学生のために、相談事業や交流イベントが盛んに行われています。
駅の北口には多目的施設「武蔵野スイングホール」、南口には図書館機能を担うまちづくりの場として「武蔵野プレイス」が建てられました。
閑静でアカデミックな土地柄が地域住民に愛される由縁と言えるでしょう。
玉川上水(桜堤~御殿山)は、承応3年(1654)、江戸市中の飲料水不足を解消するため玉川清右衛門・庄右衛門兄弟らの手によって開削されました。
玉川上水は、野火止用水や本市域を流れる千川上水などの分水脈とともに、水利に苦しんでいた武蔵野台地の新田村落にとって動脈の役割を果たし、享保の新田開発の基盤となりました。
《有名スポット一例》
・井の頭恩賜公園 |
東京都武蔵野市御殿山1丁目18−31 |
・吉祥寺美術館 |
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-16 FFビル コピス吉祥寺A館7階 |
・NTT技術史料館 |
東京都武蔵野市緑町3丁目9−11 |
・武蔵野プレイス |
東京都武蔵野市境南町2-3-18 |
・玉川上水 |
東京都武蔵野市桜堤3-15~御殿山1-19 |