ゴミの不法投棄は犯罪です。
人間が生きて活動している限り、常に生み出してしまうのがゴミ。誰でも日常的に、小さなゴミから大きなゴミまで、さまざまなものを処分しなければならない機会が出てくるでしょう。
ところで、ゴミの不法投棄をすると、犯罪になることをご存じでしょうか?「自分だけなら大丈夫」「バレやしない」と思って、ゴミや不用品を本来の捨て方でない捨て方で処分してはいけません。ゴミをルールに則って適正に処理していなければ、環境に悪影響を及ぼすだけでなく、捨てた人も罰せられることがあります。
たかだか不法投棄と甘く見るのは危険です。不法投棄はれっきとした犯罪であることを認識し、ゴミを捨てるときにはルールを守って処分するようにしましょう。
①不法投棄とは?
不法投棄とは、法律に違反したやり方で、ゴミをはじめとした廃棄物を処分することです。誰もが好き勝手にゴミを捨てるようなことをすれば、世の中は大変なことになってしまいます。社会秩序を維持するため、ゴミの捨て方にはルールが定められているので、ルールを守って捨てなければなりません。
不法投棄と言うと、家電や家具などの大型ゴミを山の中に捨てるようなイメージを持っている人もいるでしょう。しかし、空き缶やたばこの吸い殻を道にポイ捨てする行為もれっきとした不法投棄になります。ゴミをポイ捨てしている人は、法律を犯していることを認識しなければなりません。犯罪者になりたくなかったら、ゴミのルールをきちんと守りましょう。
不法投棄については、廃棄物処理法(廃棄物の処理及び清掃に関する法律)に規定されています。廃棄物処理法では、ゴミの分別や運搬方法、処理方法などのほか、不法投棄を行った場合の罰則についても定められています。
②不法投棄の刑罰
不法投棄はいろいろな態様で行われます。個人で不法投棄をする場合もあれば、会社ぐるみで不法投棄を行うこともあります。いずれにしろ、犯罪として刑罰の対象になりますから、決して油断しないようにしましょう。不法投棄の刑罰は、具体的には次のようになります。
・個人
個人が不法投棄をした場合には、5年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金に処せられます。懲役と罰金の両方の刑が科されることもあります。どんな刑が科されるかは状況によりますが、不法投棄でも懲役刑となり刑務所に入らなければならないことがあるということは知っておくべきでしょう。
・法人
会社などの法人が不法投棄を行った場合には、3億円以下の罰金に処せられます。会社のお金から3億円を払わなければならないこともあるということです。たとえば、引っ越しの際の不用品処分を頼まれた引っ越し業者が不用品を適切に処分しなかった場合にも、不法投棄で罰せられることがあります。
③逮捕されることもある
不法行為を軽い犯罪とか、バレることはないとか、簡単に考えない方がいいと思います。法律に違反して不法投棄したことがわかった場合、逮捕されることもあることを知っておきましょう。たとえば、自治体の中には、ゴミの分別ルールを守っていない人を特定するために、ゴミを開封して調べているところもあります。また、会社ぐるみで不法投棄を行っている場合には、誰かの密告により発覚することも多くなっています。不法投棄で逮捕されたケースはしばしばニュースにもなっています。会社の場合には事業にも大きな影響が出るでしょう。他人事と考えず、常に注意しておく必要があります。
不法投棄で警察に逮捕されたら、取り調べを受けた後、48時間以内に検察庁に送致されます。検察庁により勾留請求され、勾留が認められると、原則10日間、最長20日間勾留されます。起訴された場合には、刑事裁判により有罪・無罪が決まり、有罪になった場合には刑罰が科されます。
不用品回収・ゴミ屋敷の片付けはエコピットにお任せ
コロナの影響で不法投棄が増えていることをご存じでしょうか?家にいる時間が長くなったため、大掃除をする人も多くなっています。大掃除の際に出てきた不用品をきちんと捨てずに、不法投棄している例があります。また、コロナの影響でゴミ収集に制限が設けられているところもあります。たとえば、感染防止のために古着の回収がストップしていることがあるので、捨てられない古着を不法投棄してしまうことも考えられます。
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