ゴミ屋敷の片付けから清掃まで費用はいくらかかるの?
時々あいさつを交わす隣人も、エレベーターで乗り合わせたあの人も、もしかしたらゴミ屋敷の住人かもしれません。
そのくらい身近になってきているゴミ屋敷問題。
もし自宅や実家が手がつけられないほどのゴミ屋敷になってしまった場合、心配なのはその片付けにかかる「費用」ではないでしょうか?いくらかかるか分からないし、そもそもこんなに汚い部屋に人を上げるわけにもいかないし…と誰にも相談できずにいる間にも、さらにゴミの量が増えてゆく悪循環に陥ってしまいます。今回は、そんな不安にお答えするべく、関東地方でのゴミ屋敷の片付け相場をご紹介いたします。
業者に頼むと決して小さくはない出費がかかりますが、確実にきれいになりますし、分別や運び出しの手間もないのでおすすめです。
少しでも金額を下げるための方法についても触れていますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
ゴミ屋敷を放置するとどんなリスクがあるの?
汚いと言っても自分は何がどこにあるか把握しているし、他人には迷惑はかけていないはずだからまだいいか…と汚部屋を放置しているそこのあなた!
ゴミ屋敷やその1歩手前の汚部屋を放置していると、そこに暮らす住人だけでなく、周囲や建物自体にまで様々な悪影響が起こることをまずは知っておきましょう。
リスクその1. 悪臭
快適に洗い物をすることができないほどの詰まったシンクはカビや汚れが発生し、夏場などはかなりの悪臭が発生します。
また、台所がそうした状態だからと自炊はせず、コンビニなどのお弁当やペットボトルの飲み物を買って食べる生活だったとしても、食べ残しや空き容器を放置することで腐敗し、やはり悪臭の原因になります。
さらに汗やタバコなどの生活臭なども、部屋にこもるばかりか周囲にも影響が出ます。自分はその中心にいるのでなかなか気づけないことが多いですが、周りの人は気づいてそっと距離を取っているかもしれませんよ。
リスクその2. 害虫・害獣
食べ残しなどが部屋にあると、それにつられてゴキブリやハエ、ネズミなどの害虫・害獣が寄ってきます。
臭いがするからと閉め切っている部屋はさらに好都合で、ノミやダニといった害虫たちもどこからか発生します。さらにそれを餌とする害虫たちの格好のすみかにされてしまうのです。
ネズミやゴキブリ、ハエなどは見た目が気持ち悪いだけでなく、様々な病気・菌を媒介していることも多く、またそうした害虫たちの糞や死骸がそこらじゅうにあるような部屋で生活することは、健康にも大きなリスクが生じます。
また、害虫が大量発生すると自分の部屋だけでなく隣近所にまでその被害は及ぶため、害虫駆除や引っ越しの費用を請求されるというご近所トラブルに発展したケースも。
リスクその3. アレルギーや喘息などの健康被害
物が多く、掃除機もしっかりとかけられないような部屋ではホコリが舞います。
そうした部屋で暮らすということは、ダニやノミなどの害虫の細かい死骸のかけらや糞、カビや雑菌なども日常的に吸い込むことになります。
ハウスダストや雑菌・カビなどはアレルギーや喘息といった病気の一因となることも多く、発症してしまうとたいへん苦しいものですし、その環境で暮らし続けているうちは改善することはないので悪化する一方です。
リスクその4. 火災の危険
床が見えないほどに物で埋め尽くされているような部屋は、その下に何があるのかわかりません。
もし電化製品のコードがあって、それが断線してショートしてしまったら…。
もしそこに火のついたままのタバコを落としてしまったら…。
物が多い汚部屋やゴミ屋敷では一瞬で燃え広がり、深刻な火事になってしまうことでしょう。
物に溢れているため避難や救出も困難なため、逃げ遅れてしまうかもしれませんし、周りへ延焼して甚大な被害が出てしまう可能性もあります。
さらに、家の外にまでゴミが溢れているようなゴミ屋敷では、放火の対象にもされやすく、いたずらで火を付けられてしまうこともあるのでたいへん危険です。
リスクその5. 倒壊の危険
物を溜め込んでしまういわゆる「モノ屋敷」の場合、収集している物の重さによっては部屋が傾いたり、床が抜けてしまうこともあります。
また、木造の住宅でなかなか空気を入れ替えずに閉め切っていると、畳が腐ったり、湿った木が大好物のシロアリが発生することもあります。
シロアリのすみかにされてしまうと、家の柱や基礎を食べてしまうため、家ごと倒壊してしまう危険性も大いにあるのです。
ゴミ屋敷の費用はどのように決まるの?
こうしたゴミ屋敷を業者に片付けてもらうのには、当然費用がかかります。
どんなことにお金がかかってくるかというと、
1:ゴミの量やその種類によってかかる処分費やリサイクル料
2:片付けや積み込み、ハウスクリーニングにかかる人件費
3:トラックの燃料費
の3つが主たる項目となってきます。
単にテレビや大型家具などの不用品をそのまま運び出す「不用品回収」とは異なり、様々な種類の積み重なったゴミを分別しながらまとめて回収するゴミ屋敷片付けでは、基本的に費用は割高となります。
お部屋の汚れ具合によっても、ハウスクリーニングで済むのか特殊清掃のレベルになるのかで料金は変動してきますので、見積もりの際にその業者に尋ねてみるのが良いでしょう。
ゴミ屋敷片付けにかかる費用相場
では実際にゴミ屋敷片付けを業者に依頼した場合、どのくらいの費用がかかるものなのでしょうか?
上記でも説明した通り、物量や汚れレベルによっても変動しますが、部屋のだいたいの広さによっても相場は割り出すことができます。
1R・1Kなどコンパクトな部屋の場合
相場は
・床が膝くらいの高さまで物で埋まっているレベルなら…80,000円~150,000円
・天井まで物で埋め尽くされているようなレベルなら…150,000円~300,000円
となります。
軽トラックですべて積み込めるほどの物量で、スタッフも1~2人が2時間程度作業するだけで済むのであれば比較的安価にお願いすることができます。
しかし汚染がひどい場合などは別途クリーニングや消臭、害虫駆除などを行わなくてはならず、1Rであっても300,000円を大きく上回った料金になったというケースもあります。
1LDK・2DKなど部屋数がある家の場合
相場は
・部屋全体の片付けのみで120,000円~300,000円
・ハウスクリーニングも行うと180,000円~400,000円
ほどのところが多いようです。
部屋数が増えると当然物の量も増えると想定され、1tトラックを用意するため金額は1Rのときに比べてぐっと上がります。
物量にもよりますがスタッフの作業時間も2~3名で各部屋を片付け、3~5時間はかかってしまいます。
一軒家の場合
一軒家といっても何階建てかや坪数によって当然相場は変わりますが、
・家財道具一式の処分で350,000円~1,000,000円
くらいは見ておいた方が良さそうです。
スタッフは4名配置、お急ぎの場合だと人数を増やして対応するので、人件費はさらにかかります。
物が腰ほどの高さや天井に達するほどの高さに積み重なっていたり、2階・3階から階段で降ろさなくてはいけない場合などは作業にももっとお金がかかるでしょう。
ゴミ屋敷片付けの費用を少しでも安くするには?
自分では手におえないほどの汚部屋・ゴミ屋敷にしてしまったのですから、プロに頼んできれいにしてもらうには当然費用がかかります。
相場は軽めの物量の1R・1Kでも80,000円~となかなかの出費となりますが、この費用を少しでも安く抑える方法はないのでしょうか。
できる限りのことは自分でやってみる
例えば
・不用品を分別してゴミ袋に「まとめる」ところまでは業者に頼み、あとはそれをゴミ回収の日に合わせて自分で少しずつ出す
・要・不要の判断は自分ですべて済ませておき、あとは業者に持っていってもらうだけの状態にしておく
・不用品の回収はしっかりやってもらい、清掃は自分で行う
など、できる範囲のことは自分で行うと、その分の費用がかからずに済みます。
ここで注意しなくてはいけないのが、要不要のジャッジをどのように行うかです。
持っていってもらうとお金がかかるから…とあれもこれも手元に残すという判断になってしまうと結局部屋には物が溢れた状態になってしまうので、たとえば「1年触っていないものは処分!」など、自分で明確に基準を設け、粛々と行うと良いですね。
何から手を付けていいかわからない…と判断に困る方は、まずは自分の足元から始めてみると良いでしょう。
また基本的には依頼者は作業の開始時と終了時のみに立ち会えばいいですが、作業も一緒に行うことで人件費を節約する、という方法もあります。
相見積もりを取る
不用品回収業者やゴミ屋敷片付け業者は数多くおり、サービスも業者によって異なります。
見積もりは無料で行えるところがほとんどなので、ご自身に合ったところを選ぶことをおすすめします。
メールでおおよその金額を伝えてくれるメール見積もりもありますが、時間が許せば実際に訪問してもらい実際の物量を見てもらいましょう。
相見積もりではどこを見るかというと、
・サービスの内容
・片付け費用
などは特に注意して比較するべきポイントです。
弊社エコピット以外でも、関東地方でゴミ屋敷片付けを行っている業者は
・ゴミ屋敷専門パートナーズ
・ゴミ屋敷バスター七福神
・ラクタス
・遺品整理・生前整理専門業者プログレス
・お片付け24時
・粗大ゴミ回収本舗
・片付け堂
などがありますので、ホームページを見て比較検討します。
作業自体だけでなく、ご近所などへのプライバシー保護に配慮してくれるかや、女性スタッフの作業が可能かなど、細やかな気配りができるところかどうかもチェックしておくと良いでしょう。
まだ再販ができそうなものは買い取ってもらう
買取もできる知識・資格を持った業者であれば、片付けの作業の際に一緒に買い取ってもらえればその分を作業費から相殺することができます。
すべてが汚染されてしまっているゴミ屋敷だとなかなか難しいかもしれませんが、趣味で集めていたもの、コレクションしていたものが思わぬ高価買取につながったというケースも少なくありません。
年式の浅い家電や、まだ使うことができる家具などは、買取ができないか確認しておくといいですね。
ゴミ屋敷片付けの業者のここをチェック
様々な業者がいる中で、困っている依頼者の心理に付け込んで高額な作業費を請求したり、回収したものを不法投棄する悪徳な業者の被害が後を絶ちません。
そうしたトラブルに巻き込まれないためには先に挙げた相見積もりなどで、料金やサービス内容をしっかり確認しておくことも勿論ですが、ホームページなどで回収実績やお客様の声、いわゆる口コミを見ておくことも大切な防衛手段です。
回収実績
ホームページなどで、それぞれの業者の来歴を確認しておきます。
地元で数年以上の実績があり、自分が回収してほしいものや部屋の状況が似た実例があれば参考になりますよね。
違法な業者はとにかく「無料」や「格安」といった言葉を多用してきますが、蓋を開けてみれば後で謎のオプションを付けてくることがほとんど。
ハリボテの安さに飛びつかず、確かな実績があるところに任せるのをおすすめします。
お客様の声
ホームページ内にお客様の声、というコーナーがあるところも多いですし、最近では比較サイトや口コミサイトといったところで、実際にその業者に作業を依頼した人の感想を見ることもできます。
スタッフの対応や作業の速さなど、実際のところはどうであるかをしっかり見ておき、信頼できる業者を選びましょう。
まとめ
どうにかしなくてはいけない、と分かっていながらも、なかなか自分たちだけで片付けることは難しいゴミ屋敷。
そうしたときに頼りになるのが民間のゴミ屋敷清掃・不用品回収業者です。
彼らに依頼すれば、状態にもよりますが1~2日で必ず、不用品はすべて処分することができ、まだそこに住む予定であればハウスクリーニングで快適な状態に片付けてくれます。
しかし、そうした業者は便利な反面、費用面での負担が大きくなってしまいます。
業者に依頼したいけど費用を少しでも抑えたい、という方は物量を少しでも自分で減らしておくことで、節約することができます。
まずは見積もりを行い、そこからどこか削れるところがないかを業者と交渉・相談するのも良いですね。誠実な回収業者であれば親身に相談に乗ってくれるはずです。
関東地方を拠点にゴミ屋敷片付けや不用品回収を行っているエコピットなら、費用を少しでも抑えたいというお声に対するアドバイスは勿論、お客様により安心して片付けを任せていただけるよう、誠心誠意対処いたします!
また金額面の負担を減らす為に、いきなり全部を依頼せず、リビングだけ、玄関回りだけなど部分的な依頼の相談も可能です。
ゴミ屋敷片付けでお困りの方は、まずはお気軽にエコピットまでご相談ください。
お役立ちコラム|こちらの記事もチェック
☑あなたはどの状態?汚部屋片付けの5ステップ
☑なぜ部屋を片付けられない?気質や病気が原因なのか徹底解説!
☑知らなきゃ損々!断捨離のもたらす8つのすごい効果とは!?
☑遺品整理って何?費用は?失敗しない業者の選び方
☑ゴミ屋敷片付け・清掃の費用相場と失敗しない業者の選び方
よくお問い合わせ・ご相談いただく地域
渋谷区、新宿区、世田谷区、杉並区、目黒区、港区、中野区、中央区、大田区、江東区、品川区、墨田区、台東区、練馬区、足立区、荒川区、板橋区、江戸川区、北区、文京区、豊島区、千代田区、葛飾区、稲城市、国立市、小金井市、国分寺市、小平市、狛江市、立川市、多摩市、調布市、西東京市、府中市、八王子市、日野市、町田市、三鷹市、横浜市、川崎市、相模原市、さいたま市、川口市、狭山市、新座市、所沢市、千葉市、市川市、船橋市
よくお問い合わせ・ご相談いただく品目
テレビ、パソコン、冷蔵庫、洗濯機、大型家具、電子レンジ、自転車、カラーボックス、食器、布団、学習机、ビデオテープ・レコード、衣装ケース、箪笥(タンス)、雛人形、ライター、消火器、金庫、発泡スチロール、服、ベッド、珪藻土マット、タイヤ、ソファー、マットレス、神棚、ぬいぐるみ