2023/03/03

不用品買取に関する疑問を解決!

大掃除や終活、お引越しなど、人生の節目で不要な物を整理するのは大切なことです。

出た不用品は解体して可燃ごみに出したり、自治体の粗大ごみに出すなどして処分することもできますが、家具や家電など大きなものがたくさん出たときにはまとめて処分したいものですよね。そんなときに頼りになるのが不用品を買い取ってくれる業者の存在です。

パッと思いつくのは、皆さんの身近にあるリサイクルショップや不用品買取業者などではないでしょうか。さて、そんな便利なリサイクルショップですが、のぼりや看板などに「何でも買い取ります!」と書かれているお店も多いですが、それは果たして本当なのでしょうか?その言葉を信じて不用品を持っていったはいいものの、実際には買い取ってくれず、持って帰ってくるはめになってしまった…という経験がある方もいるかと思います。

そこで今回は、リサイクルショップや不用品買取業者がどんなものを買い取ってくれて、どんなものは断られてしまうのかについて解説していきます。

少しでも高く売るコツや、どうしても廃棄処分するしかないものの処分方法についても記載していますので、ぜひご一読ください!

不用品買取

「何でも」は買い取ってくれるというのはウソ!?こんなものは断られる!

最初に結論を言ってしまって申し訳ありませんが、残念ながらリサイクルショップや買取業者は「何でも買い取ります」と宣伝上は謳っているものの、実際には買い取れないものが多いというのが現状です。

ショップによっては特定のジャンルに特化しているところもあり、そうした需要にマッチしていれば買い取ってもらえるようなマニアックな品物もありますが、一般的にどこのショップ・業者でも買取を断られるだろう、というものをまずはご紹介いたします。

・劣化や汚れが激しいもの
不用品買取業者やリサイクルショップは、買い取った品物をメンテナンスして再販し、それをまた別の方に買ってもらうことで利益を出しています。

中古品が次にまた買ってもらえるかは、その品物の「見た目」の状態が左右されます。

そのためいくら「何でも」買い取りますと豪語している、買取品目が多いことが強みの不用品買取業者であっても、次に買う人が見つかる見込みのなさそうなほど汚れてしまっているものは敬遠されてしまう、というわけです。

・製造から10年を超えた家電製品
家電の各メーカーには部品を保管しておく期間というのが定められており、製造終了からも6~10年は部品をメーカーに取り寄せることができます。

ですが製造から10年を過ぎてしまった家電は、その後誰かが購入し壊れた場合でも、部品がないためもう修理することができず、長く使えないことがわかっているため買い手がつきません。

また、家電によりますが本体自体が5~6年もすると劣化してくることや、テレビやエアコン、洗濯機や冷蔵庫など毎年新型が出るような家電製品は、10年も前のものはもう流行遅れすぎて需要もないため、買い取ってくれるところは少ないでしょう。

・自費出版の著作物やアート作品
一般に、リサイクルショップや買取業者は現在その商品がどのくらいの価値があるのかという「相場」を見て、買い取る金額や次に販売する金額を決めます。

ご自身で書かれた本や絵画は、オンリーワンの価値はあるもののやはり市場に流通していないため一般的な価値や知名度がなく、残念ながら買取を断られるケースがほとんどでしょう。

しかし、人気のあるジャンルの同人誌などであれば駿河屋などの専門ショップであれば買い取ってもらえることもあるので、一度見せてみてはいかがでしょうか。

・法律に違反しているもの
骨董品やアート作品として価値のありそうなものでも、法律に違反している可能性があるものは買い取ることができません。

たとえば刀剣などの刃物は鉄砲刀剣類登録証がない状態で売買すると銃刀法に抵触してしまいますし、銃器や銃弾などももちろんNGです。

明らかな盗品と思われるものや、著作権に違反しているようなものも買い取ることはできません。

昔はお土産として人気があった動物の剥製も、種類によってはワシントン法で保護されているものもあるため、売買にて処分することができない場合もあります。

・薬品や医療機器
医療機器や薬品なども誰でも売り買いできるものではなく、人命にかかわるため販売業者の登録が必要です。もし売りたいという場合は正規の業者にお願いしなくてはいけません。

・生き物
モラル的にありえない話ですが、「何でも買い取ります」と書いてあると、曲解して飼えなくなったペットを連れてきたり、ケージごと駐車場に黙って置いていってしまうような不届きな人もいるようです。

飼った以上、自分で責任を持って最後まで面倒を見るべきですが、何らかの事情があって飼育が難しくなったペットは身内で大事にしてくれる人を探すか、里親募集を行うなどのアクションを取るべきで、リサイクルショップや不用品買取業者に持っていくなどは言語道断の行為です。

その他
・オーダーメイドで名前が刺繍や彫刻で入っているもの
・ノーブランドの家具や家電・衣類など
・IKEAなどの組み立て式の家具

などは、リサイクルショップでは断られてしまうことがありますが、海外輸出などの再販ルートを多く持っている買取業者では買い取ってもらえることもあるので確認してみると良いでしょう。

不用品買取

そもそもリサイクルショップと不用品買取業者の違いって?

リサイクルショップでも不用品買取業者でも断られるものをご紹介しましたが、そもそも2社の違いは何なのでしょうか。メリット・デメリットでそれぞれの特徴をご紹介します。

・買取金額が高くなりやすいのは買取業者!
リサイクルショップでは実店舗があるところが多く、買い取った品物はそこに並べてその店の在庫として持たなくてはいけません。

そのため、スペースが限られているので早く売るために販売金額をなるべく低く設定したいというところが多いのです。必然的に買取金額も安くなってしまうので、同じ品物でも買取業者に査定してもらったらだいぶ金額が上がった…というケースも。

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・買い取れなかったものを処分できるのは買取業者
残念ながら買取金額が付かなかったという場合は、リサイクルショップの場合は品物を再び持ち帰らなくてはいけません。

大きな家具や家電だと運搬やそのあと自分で処分するのは一苦労ですが、不用品買取業者の場合はそのまま不用品「回収」という形で費用を払って処分してもらうこともできます。

費用は多少かかってしまいますが、何でもいいから早く部屋をスッキリさせたいというときには便利な方法です。

他に買い取ってもらえる品があった場合は、多少費用を安くしてもらえたり、ものによっては無償で引き取ってもらえることも。

・専門性の高いものを売りたいならリサイクルショップ
不用品買取業者では、ジャンルによっては査定できないものもあり、そうしたものは業者側が損をしないために相場よりかなり安い金額を提示されたり、買取自体を断られてしまうこともあります。

本や趣味のグッズ、ブランド物やスポーツ用品等は、「○○専門」と店名に入っているような、そのジャンルに強いリサイクルショップに見せてみることをおすすめします。

不用品買取

どんなものが買い取ってもらえるの?

買取業者やリサイクルショップで、特に値段がつきやすいのは、

・製造から2~3年ほどまでの大型生活家電
└テレビやエアコン、冷蔵庫、洗濯機など

・高級ブランド家具
└ダイニングセットやソファ、チェストやテレビボード、ベッドフレーム、シューズボックスやドレッサー、カラーボックスなど

・年式の新しいキッチン家電
└炊飯器や電子レンジ、トースター、コーヒーメーカーなど

・年式の新しい季節家電
└扇風機、加湿器、電気ストーブなど

・状態の良いオーディオ機器
└アンプやプレーヤー、スピーカーなど

・動作確認OKの電子機器
└スマートフォン、iPhoneやiMacなどのApple社製品

・使用感の少ないベビー用品
└チャイルドシートやベビーカー、ベビーサークルやベビーベッド、おもちゃ類

・人気のある雑貨や日用品
└食器や調理グッズ、ペット用品など

・趣味の品
└ゲーム機器やソフト、スポーツ用品、アウトドア用品など

などは需要も高く、買い取ってもらえることが多いジャンルです。

テレビや洗濯機など、大型の家電製品は元の金額も高いため、高く買い取ってもらえるのでは?と期待してしまいますが、金額がつくのは国内の人気メーカーのもので、かつ製造から2~3年ほどまでの、時間の経っていない新しいものに限られます。

その他の家電は良くて無償での引取か、処分費を支払って処分することとなる場合が多いです。

他にも貴金属やブランド品、ハイブランドの洋服や着物、電動工具なども高値で買い取ってもらえますが、先ほども述べた通り、お店によって強いジャンル、弱いジャンルとあるので、売りたいものの種類によっては専門ショップを選ぶと良いでしょう。

少しでも高く買い取ってもらうコツは?

自分ではもう使っていない不用なものとは言え、どうせ売るなら高く買ってもらいたいですよね。
中古品全般に言えることですが、少しでも高く売るなら

・クリーニングや空拭きなど、見た目の状態をきれいにしておく
・箱や説明書、その他備品を揃えておく
・需要が高くなる時期に売る
・不用だと感じたらすぐ売る

のが鉄則です。

完璧には無理でも、なるべく「買ったときに近い状態」に近づけておくことが大切です。

洋服や季節家電、スノボなどのウィンタースポーツ用品等はそのシーズンの少し前に売ると、需要が高まり始めるため金額も高くなりやすいです。

しかしあまりに機会を伺いすぎていると、新しいものが出てきてしまい型落ち品として価値が下がってしまうこともありますので、もう使わないなと思ったらできるだけ早く売ってしまうのもコツと言えるでしょう。

不用品買取

買取不可だったものの処分方法

リサイクルショップでも買取業者でも金額が付かなかった場合は自分で処分しなくてはいけませんが、どのように処分を行えばいいのでしょうか。

自治体の粗大ごみ回収に出す

自治体によって決まりがありますが、可燃ごみや不燃ごみとして回収に出すことができるもの、小型家電として回収ができるものなら無料で処分ができます。

しかし、1辺の大きさが30cmを超えるなど、大きなものは「粗大ごみ」として処分することになります。

粗大ごみは
1. 電話やネットで回収を予約
2. 処分費用分の手数料シールを購入する
3. 回収日当日にシールを貼って出す
という手順で処分することができます。

品目によって自治体で金額が異なりますが、200円~2500円ほどで処分できるので、安価な方法と言えるでしょう。

しかし、粗大ごみの回収日は月に1~2回程度。予約のタイミングによっては丸1か月ほど待たなくてはならず、すぐに不用品を処分したい!という方には向きません。

また、指定された回収場所まで自分で運び出さなくてはいけないのもデメリットの一つと言えるでしょう。大きな家具や家電の場合は運び出しの際に注意が必要です。

粗大ごみセンターに自分で持ち込む

もし車に不用品を運び込むことができるなら、自分で直接地域のごみ処理場に持ち込んで処分する方法もあります。

この場合はどんなものも10kgあたり200円など重さでの料金計算となり、戸別回収で処分するときと同じくらいかさらに格安で不用品を処分することができます。

リサイクルショップに持ち込むとき同様、自分で不用品を運ばなくてはいけませんが、なるべくお金をかけずに処分したいのなら自己搬入してみるのもいいかもしれません。

センターによって営業時間が異なり、予約が必要な場合もあるため自治体のHPなどでよく確認してから行いましょう。

ネットオークションやメルカリなどのサイトを利用する

リサイクルショップでは値段がつかなかった商品も、意外とヤフオクやメルカリなどには購入希望者がいる可能性があります。

もしアプリ内で似たようなものが出品されていれば、近い金額で出してみると良いかもしれません。

お金を払って処分しなくてはいけないものが臨時収入になるチャンスですので、自分で商品の写真を撮影して説明文を書くことや、購入希望者とのこまめなメールのやり取りなどが苦でなければ、ぜひ試してみたい方法ですね。

しかしネットオークションやフリマサイトに出品しても、すぐに売れることは稀です。場合によっては売れるまで、数ヶ月は手元に置いておかなくてはいけないというデメリットもあります。
また無事に落札された場合も、梱包や発送をこちらで行う手間も発生します。

金額を自由に設定できるのもこの方法の魅力ですが、送料は出品者側が負担するケースが多いので、差し引いて赤字にならないように金額設定を行うことも必要です。

不用品回収業者に依頼する

不用品買取業者が、買い取りできなかったものもそのまま回収してくれれば良いですが、もしそうでなかったときには不用品回収業者の手配が必要になります。

もし処分したいものが大量にあり、しかも○日までに処分しなくてはいけないなど期日も決まっている場合は粗大ごみ回収やメルカリでの落札は待っていられませんよね。

そうしたときに、不用品回収業者はたいへん便利です。

お得なパックプランを用意している業者が多いので、たくさんの不用品をまとめて処分したい方にはおすすめです。

またメールでのお問い合わせや査定依頼は24時間受け付けているところも多く、困ったときにいつでも相談できるのも強みといえますね。

忙しく片付けに時間が取れない!という方でも、面倒な分別や梱包から行ってくれますし、夜間や土日の対応も可能です。

ハウスクリーニングも行える業者に依頼すれば、自分ではほとんど何もすることなく部屋がきれいになるのでいい事づくしです。

その分費用がかかりますが、とにかく手間を省きたいという方にはもってこいの方法となります。

注意しなくてはいけないのが悪徳業者の存在です。

ここでもまた客寄せとして、「何でも無料で回収します」と謳っている業者もいますがそのほとんどが悪質業者です。

積み込み終わってから高額な料金を請求して脅してきたり、回収したものを不法投棄していたという被害報告もありますので、不自然に安い金額には騙されないように注意してくださいね。

不用品買取

まとめ

「何でも買い取ります」と謳っているリサイクルショップや買取業者は、実際どんなものを買い取ってくれるのかについてお話してまいりました。

「何でも」というのはさすがに言葉のあやですが、不用なものがもしかしたらまだ誰かに使ってもらえるかもしれないと思うと試してみたくなりますよね。

まだ使えるもので人気があるブランドのもの、もしくはヴィンテージ的価値のあるものは一度査定に出してみることをおすすめします。

もし、買取は難しくやはり自分で処分するしかないという場合であれば、不用品回収のエコピットにご用命ください。

エコピットなら不用品の即日回収が可能ですので、すぐに片付けたい!という方にもおすすめです。

また、買取ができなかった物だけでなく、粗大ごみや細々したものの回収・処分も可能です!

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