神棚の捨て方・処分方法を解説します!
「神棚を新しくしたいけど古いものはどうするの?」
「引っ越すから神棚を処分したい」
家や会社に繁栄をもたらすと言われる神棚ですが、物質である以上どこかで交換や処分が必要なタイミングが必ず来ます。
しかし、いざ整理しようと思っても、これまで大切にしてきた神棚を処分するには気が引けるという人も多いのではないでしょうか?
そんな人たちのために、今回のブログでは神棚の正しい処分方法について紹介していきます。この記事を読めば、これまでお世話になった神棚をうれいや後悔なく整理できるようになるので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
そもそも神棚は処分してもいいの?
神棚は簡潔にいうと、屋内に置く小型の神社のことです。そう聞くと、神社を処分してもいいのか?という疑問も生まれますが、結論から言って神棚も物である以上いつかは処分しなければいけない時がきます。
神棚自体は木製のものが多いので、長持ちはするものの長く使っていると汚れやほこりもたまってきます。人間が家を建て替えるように、神様を祀る神棚も新しくする必要があります。なので、神棚を捨てる行為は、決して罰当たりな事ではありません。
処分する際は、基本的には魂抜き(たましいぬき)やお祓いをしてから処分した方が良いでしょう。
ただし極端な話、信心が薄ければ解体して燃えるゴミの日に出しても構いません。処分する側の信仰心によって変わってくるので、自分の価値観に合った処分方法を選択しましょう。
神棚の処分のタイミング
神棚を処分するタイミングについて紹介します。
家や事務所の建て替え、引っ越し
神棚は家の建て替えや事務所を引っ越す際が交換のタイミングです。もちろん、まだ新しく目立った汚れがないのであれば、そのまま使用しても構いません。
その際は、ほこりや汚れなどきれいにしてあげると良いでしょう。神棚は部屋の高い場所にあり、あまり動かすこともないので見えないところに意外とほこりがたまっています。
痛みや汚れが気になる
長い間神棚を使用していると、少しずつ汚れやほこりがたまっていきます。どのくらい汚れたら交換しなければいけない、という明確な目安はありませんが、毎日お参りしていて気になるようであれば交換のタイミングです。
神宮式年遷宮の際に処分
人間の都合での交換や処分以外にも、宗教的に処分にふさわしいタイミングもあります。
20年に一度行われる「神宮式年遷宮(じんぐうしきねんせんぐう)」では、伊勢神宮の正殿や殿舎の建て替えが行われます。自宅やオフィスの神棚も伊勢神宮に習って、神宮式年遷宮の年に交換するならわしもあります。
ただ、次回の開催は2033年とかなり先に行われるので今処分を考えている人は、そんな行事もあるんだなというくらいに捉えておきましょう。
どんど(とんど)焼きの時に処分
お正月が終わった後の1月中旬に行われる「どんど(地方によってはとんど)焼き」も神棚を整理するタイミングです。
どんど焼きは鏡餅や門松など、お正月に使った縁起物を地域でお焚き上げする日本の伝統行事です。空に年神様を返し、五穀豊穣、商売繁盛、家内安全、無病息災を願う意味も込められています。
神宮式年遷宮と異なり毎年行われるので、どんど焼きのタイミングで神棚を整理するという人もいます。
神棚を処分する際の作法と注意点
神棚を処分する際には、注意しておきたい作法があります。ただ、信心の深さによっては気にしない人もいるかもしれません。読んでみて、自分に必要だと感じたら行ってください。
魂入れしているものは魂抜き、お祓いを行ってから
神棚を設置した時に「魂入れ(たましいいれ)」を行っている場合、処分する際には「魂抜き(たましいぬき)」を行います。
魂入れは神棚に神様を分社する宗教行事ですが、処分する際には祀った神様を神棚から出してあげる魂抜きを行います。
魂抜きはもともと仏教の言葉で、神道では「お祓い」とも言います。お祓いは悪いものを祓うというニュアンスがあり、神棚の処分に際しては悪いものを祓う訳ではないので必ずしも魂抜きやお祓いは必要ではありません。
魂入れをしていなければ魂抜きもしない場合も多く、個人の信心の深さにおいて行われるものだと捉えておきましょう。
また、魂抜きを行う場合は神社の神主を自宅やオフィスに招いて行ってもらうので、お布施もかかります。
神具の処分も行う
神棚にはお札や神具が一緒に供えられていることも多く、神棚とは別に処分する必要があります。神棚を新しく交換する際は、神具も新しくするのが一般的ですが、厳密なルールはありません。
素材によって処分方法は変わりますが、大きなものではないので通常のゴミとして出すこともできます。
ゴミとして処分するのに抵抗があるという人は、神具もお焚き上げに出すか丁寧に対応してくれる不用品回収業者に依頼を出しましょう。それぞれ料金はかかりますが、神棚とまとめて処分してくれます。
神具の種類 |
三宝(さんぽう)、八足台(はっそくだい)、神鏡(しんきょう)、真榊(まさかき)、灯篭(とうろう)、かがり火(かがりび)、ローソク立て、鳥居(とりい)、しめ縄(しめなわ) |
神棚を処分する方法6選
神棚の具体的な処分方法を紹介していきます。費用や手間など、それぞれの処分法のメリットやデメリットにも触れていくので、自分のライフスタイルや価値観に合った処分方法を選択しましょう。
可燃ごみとして出す
こだわらない人であれば、神棚を自分で細かく解体して可燃ゴミとして出すことも可能です。
神棚は木製であることが多く、ノコギリがあれば個人でも容易に解体できます。ただ、刃物を使うので怪我のリスクがあることや、あまりにもドライな処理方法なので、心理的に抵抗が生まれることも考えられます。
神棚に付属する神具には不燃ゴミとして出すものもあるので、混同しないようにしましょう。
メリット | デメリット |
◆費用をかけずに処分できる | ◆心理的なハードルが高い
◆怪我のリスクがある ◆解体する場所が散らかる ◆素材によって分別の必要がある |
粗大ゴミとして出す
神棚を解体するのが手間だという場合、丸ごと粗大ゴミとして出すことも可能です。神棚のサイズによって変わりますが、1,000円前後で出せるので処分費用を抑えつつ片付けられます。
粗大ゴミの申請方法は自治体によって異なりますが、自治体に連絡の上、コンビニや管轄する役所で回収費用を支払ったのちに指定される日に収集場所に出しておきます。
デメリットは処分までに時間がかかることや、地域でゴミ捨て場を共有している場合は周囲に対しての配慮も必要です。中には、神棚が捨てられているのをみて気分を害する人がいるかもしれません。
メリット | デメリット |
◆費用を抑えて処分できる
◆分解の必要がない |
◆周囲を驚かせる可能性がある
◆回収までに時間がかかる |
お焚き上げ、お祓いに出す
神棚の処分方法として比較的ポピュラーなのは、神社でのお祓いやお焚き上げです。
神社に持ち運ぶ手間があるものの、処分するのに心理的な抵抗のある神棚を丁寧な方法で手放すこともできます。
費用をかければ、神主を自宅によんで魂抜きを行ったのち回収してくれる場合もあったり、郵送でも対応してくれたりもします。神社によって対応方法が変わるので事前に問い合わせした方が良いでしょう。
また費用の相場は、お布施料金だけで3,000円以上です。送料や出張費が必要な場合は30,000円以上になることもあるので、あまり費用をかけたくないという人は注意が必要です。
メリット | デメリット |
◆丁寧に手放せる
◆安心するという人も |
◆高額になる場合もある
◆持ち運ぶ手間が必要なことも ◆神社によって対応が異なる ◆処分までに時間がかかる |
どんど(とんど)焼きに持っていく
お正月の門松や鏡餅を燃やして、年神様を空に戻すという意味合いのある「どんど(地方によってはとんど)焼き」で、神棚も燃やすという人もいるようです。
いわゆる野焼きになりますが、どんど焼きは伝統行事であるために違法性はありません。ただし、神棚と縁起物以外の不用品を合わせて持ち込まないようにしましょう。
どんど焼きに神棚を持ち込む際は、そのままでは燃えにくいので可燃ゴミとして出すのと同様に細かく解体してから持ち込んだ方が良いでしょう。また、地域住民の行事でもあるため、参加するにはある程度地域のコミュニティーに馴染んでいる必要があるでしょう。神棚のように大きなものを持ち込むのであれば尚更です。
メリット | デメリット |
◆費用をかけずに手放せる
◆地域との交流 ◆他の縁起物と一緒にお焚き上げできる |
◆運搬、解体する手間がある
◆処分できる日が限られる |
神具店に下取りに出す
神棚を新しくする場合は、神具店に下取りに出すこともできます。
神棚と付属する神具をまとめて出せるので、特別な手間をかけずに神棚を新しくできます。神具店によっては古い神棚を外し、新しい神棚の取り付けを行ってくれます。
回収された神棚は、神具店と提携している神社にお焚き上げに出されるので処理の方法としては非常に丁寧です。
ただし、新しく神棚を購入する必要があるので、単に処分したいという人には向いていません。また、お店に寄ってサービス内容が異なるので、下取りに対応していないこともあります。
下取りしてほしい場合は、事前に問い合わせしておいた方が良いでしょう。
メリット | デメリット |
◆費用をかけずに手放せる
◆丁寧に手放せる ◆自宅まで取りに来てくれる ◆取り付け、取り外しを行ってくれる |
◆新しい神棚を購入する必要がある
◆処分までに時間がかかる ◆お店に寄って対応が変わる |
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者は神棚の回収にも対応してくれます。
ホームページから申し込むか、急ぎの場合は電話一本で最短当日のうちに駆けつけてくれます。費用はかかるものの、場所をとる神棚をスピーディーに処理できるので急ぎの時は利用を検討しましょう。
また、神棚を単体でお願いすると費用は高くなりますが、他にも処分したいものがあれば、まとめることで1つ当たりの処分費用を抑えることもできます。もちろん神棚に付属する神具も回収してくれます。
取り外しも行ってくれるのでほとんど手間をかけずに済むのは大きなメリットです。
遺品整理に対応している業者に頼めば、お焚き上げなど行ってくれる場合もあり丁寧に対応してくれます。
メリット | デメリット |
◆すぐに手放せる
◆運搬、取り外しの手間がない ◆丁寧に手放せる ◆神具も一緒に出せる ◆他の不用品も回収してくれる |
◆費用がかかる |
神棚の整理はエコピットにお任せ
神棚の処分方法について6つ紹介してきました。
可燃ゴミや粗大ゴミとして少ない費用でも処分できる神棚ですが、宗教的なものなので人によっては抵抗を感じることがあるかもしれません。
その場合は、神社やどんど焼きにお焚き上げに出すか、もっと丁寧に整理するならお祓いすることも検討しましょう。
急ぎの場合や、他にも不用品がある際は不用品回収業者に依頼を出すと、一気に整理が進みます。
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最短その日のうちに訪問可能なので、引っ越しやリフォームなど整理の時間が限られている時にきっとお力になれるはずです。
神棚以外不用品ももちろん、大切な故人の思い出が詰まった遺品であっても丁寧に整理させていただきますので、まずはご相談ください。
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