2023/01/30

マットレスの捨て方・処分方法を解説します!

人間の三大欲求の一つであり、ないがしろにはできないのが「睡眠」の質ですね。
ストレス社会と言われている現代では、睡眠の質を改善する飲料やサプリ、健康グッズなど、様々なものが発売されています。
しかし、一番分かりやすく睡眠の質を変えるにはやはり、寝具を変えることではないでしょうか。
マットレスや枕を上質なものに買い替えるだけで、寝付きや翌日の疲れの取れ具合がぜんぜん違う!という話もよく聞きます。

今回は、生活の質を上げるために欠かせない、ベッドマットレスの処分方法を紹介していきたいと思います。
処分方法が分からずに、体に合わないマットレスを使い続けていては疲れも取れませんので翌日のパフォーマンスにも影響が出ます。
新しく、清潔なマットレスに替えて、より良い睡眠時間をゲットしましょう。

マットレス

マットレスの種類

マットレスと一口に言っても、中の材質によって様々な種類があります。
寝心地の好みや寝るときの体勢によって選ぶマットレスが変わってきますので、詳しく見ていきましょう。

●スプリングタイプ
「コイル」と呼ばれるばね(スプリング)が内部に仕込まれているのがスプリングタイプのマットレスです。

主流のものは

◆ポケットコイルマットレス
◆ボンネルコイルマットレス

の2種類です。

●ポケットコイルマットレス
体を「点」で支える寝心地なのがポケットコイルのマットレスです。
ポケットコイルマットレスでは一つ一つのコイルを布(ポケット)で包んでいて、全身を包み込んでくれるような柔らかめの寝心地が特徴です。
一つ一つのコイルが独立しているため、寝返りを打ってもうまく体を支えてくれ、理想的な姿勢を保ってくれます。

●ボンネルコイルマットレス
硬めの寝心地が好きな方におすすめなのがボンネルコイルを使用したマットレスです。
コイルを並べて作った面の上にウレタンを敷いたタイプで、体を面で支えてくれるので体格が大きな方でも安定した寝姿勢を保てるとして支持されています。
また、通気性が良く清潔に保ちやすいのもメリットです。

マットレス

●ウレタンタイプ
ウレタンや樹脂が敷き詰められたタイプは枕でもおなじみですが、やや硬めの「高反発」と、柔らかい「低反発」の2種類から好みで選ぶことができます。

●低反発ウレタン
体の形に合わせて、ゆっくりと形が変わるのが特徴の低反発ウレタンマットレス。
包み込まれるような寝心地で、重力を感じにくくぐっすりと眠れるでしょう。一人ひとりの体に沿って形が変わるので、背骨の理想の形であるS字カーブもキープしやすくなり、翌朝のすっきり感が全然違う!という方も。
またウレタンはギュッと詰まっていて密度が高いため、保湿性に優れ冬の寝室でも比較的暖かく感じます。

●高反発ウレタン
低反発マットレスはその柔らかさから、その人の体格によっては深く沈み込みすぎてしまい、その結果寝返りが打ちにくくなってしまうというデメリットもありました。
そうした心配がある方は高反発ウレタンのマットレスがおすすめです。
低反発ウレタンよりも沈み込みが少ないので、寝返りが打ちやすく途中で目が覚めてしまった…ということが減ったという例もあります。
逆に体重が軽すぎる、小柄な方では高反発ウレタンでは硬すぎると感じることも。

●高反発(樹脂)
樹脂を使用したタイプの高反発マットレスもあります。
こちらは適度な硬さがあり、またウレタンほど温度に左右されないため、持ち運びのし易い薄型タイプでもずっと一定の反発力を保っていられます。
ウレタンのマットレスに比べ薄いため、敷布団や他のマットレスの上にさらにこちらの樹脂マットレスを敷いて、寝心地を改善する方も多いです。

最近では樹脂を網目状にしたタイプのマットレスも人気です。
軽い上に通気性が良く、そのまま水洗いできるのでお子様やペットがいて汚してしまいやすいというご家庭でも安心です。

●ラテックスタイプ
ラテックスとは「ゴム」のこと。
こちらのタイプのマットレスの寝心地は低反発ウレタンと高反発ウレタンのちょうど間くらい、といったところ。
沈み込みもせず、適度な弾力があるのが特徴的です。
耐久性があり、ウレタンのマットレスより長持ちするのはいいのですが、通気性にはやや難点があります。

マットレス

マットレスの主な処分方法4選

マットレスや寝具は家具の中でもかなり大きさのあるものになります。
そのため、たとえ一番小さいシングルサイズであっても通常のごみとして出すことはできません。
主な処分方法は

◆粗大ごみ回収に出す
◆粗大ごみセンターに自己搬入する
◆不用品回収業者に回収を依頼する
◆状態のいいマットレスであれば買取を検討する

の4つから選ぶことになるはずです。
それぞれの詳しい手順を見ていきましょう。

マットレスを粗大ごみ回収に出す方法

自治体によって異なりますが、ほとんどの自治体では1辺の長さが30センチを超えるものは粗大ごみとして処分することになります。
そのためベッドやマットレスももれなく粗大ごみとして処分することになりますが、手順としては
①事前にネットや電話で申し込んでおく
②処分金額分の粗大ごみ処理券(シール)を購入し、マットレスに貼っておく
③回収日当日の朝に指定の場所までマットレスを運び出す

という作業で完了となり、回収の際の立会などはいりません。
場所はだいたい自宅前の邪魔にならないところを指定されるはずですが、そこまで大きなマットレスを運び出さなくてはいけないので注意が必要です。
処分費用は自治体によって数百円~1000円ほどで済み、安価でマットレスを処分できる方法となります。

マットレスは解体して普通ゴミに出すことはできる!?
もし可燃ごみの袋に入るサイズまでマットレスを細かく裁断できれば、処分費用をかけずに処分できるのでは?と考える方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、最初に説明した通り、マットレスの中身はウレタンや金属製のコイルなど、様々な素材が複雑に入り組んでいます。
こうした複数の素材が入り混じったものは自治体の施設では処理できないことが多く、もし解体して袋に入ったとしても回収してもらえないおそれがあります。
また、マットレスを解体するのは予想以上に大変な作業です。飛び出したコイルなどで怪我をすることもありますので、よっぽどの必要性がない限りは別の方法で処分することを考えましょう。

粗大ごみセンターに自己搬入する

自治体によっては、ごみ集積場へ自分でマットレスを持ち込むことができます。
事前に予約が必要なことがほとんどですのであらかじめ連絡をしておき、指定の日時にマットレスを運び込み、料金を支払えば完了となります。

この方法では持ち込んだものの「重さ」で費用が決まりますが、10kgあたり200円など、多くの場合粗大ごみで出すよりもさらに安く済みます。
マットレスの運び出しや運搬を自分で行えるのであれば、とてもお得な方法と言えるでしょう。

不用品回収業者に回収を依頼する

大きくて重たいマットレスは、部屋から運び出すだけでも大変な作業です。
マンションなど集合住宅の場合は、キングサイズ、クイーンサイズの大きなマットレスはエレベーターに入らないので階段を使って下ろさなければならないというようなケースもあります。
また一軒家の場合でも、寝室が2階の場合は階段を使って1階、玄関とマットレスを運ばなくてはならず、慣れていない人にとっては踊り場での取り回しに苦労することと思います。

そんな運び出しや運搬が難しいマットレスの処分は、プロに任せてしまう方法がおすすめです!
自治体の粗大ごみ回収に依頼するよりも手数料が高くなりますが、日程や時間帯の融通が利き、運び出しなどの作業も全てお任せで依頼することができます。

さらにマットレスだけでなく、他にも処分したい不用品があるというときでもまとめて依頼できるので、手間なく家をスッキリさせたいという場合にはとてもおすすめです。

中には悪徳業者も潜んでいますので、電話やホームページなどでしっかりと確認し、信頼できる業者を選ぶようにしましょう。

マットレス

状態のいいマットレスであれば買取を検討する

マットレスは直接肌に触れて長く使う家具です。そのため、中古市場では敬遠されがちなのでは?とお考えの方や、実際に断られたことがあるという方もいらっしゃるかもしれません。
実際、寝具は衛生の面からも、リサイクルショップなどでは展示スペースの場所も取ることからも、断られるケースも多くございます。

しかし、マットレスも状態やメーカーによっては買い取ってもらえることもあるのです。

では、どのようなマットレスが査定で高く評価されるのでしょうか?高い金額で買い取ってもらえるマットレスには、どのような特徴があるのかを見ていきましょう。

●買い取ってもらいやすいマットレスの状態
まず、マットレスは寝具として使われるものなので、中古マットレスを買う側にとっては清潔さや見た目のきれいさが重要になります。
有名なブランドの超高級マットレスだったとしても、汚れていたり古びたマットレスを買おうと思う人はいません。つまり、できるだけ新しく、きれいで清潔であるということが大事なのです。

マットレスの買い替えや処分を検討している場合、マットレスが古くなってしまう前にできるだけ早く査定を受けることをおすすめします。もちろん、傷やマットレスのへたりがないことが前提です。

<高く売れるマットレスの査定ポイント>
◆新しい
◆目立つ傷や汚れがない
◆においがしみついていない
◆カビが生えていない
◆スプリング、ウレタンのへたりがない
◆有名メーカー、ブランドの製品である
◆一般的なサイズ、形状のマットレスである

●中古市場でも人気のあるマットレスのブランド
質の高さで知られる高級ブランドのマットレスは、中古でもとても人気があります。寝具としてベッドを利用してきた長い歴史を持つ海外のマットレスメーカーだけでなく、日本のメーカーや、日本の企業が企画から参加して共同開発したマットレスも人気を集めています

海外のマットレスブランド
◆シモンズ(Simmons)
◆サータ(Serta)
◆シーリー(Sealy)
◆キングスダウン(KINGSDOWN)
◆テンピュール(TEMPUR)

日本の老舗マットレスブランド
◆フランスベッド
◆レガリア(IDCとキングズダウンが共同開発)

マットレスを少しでも高く売るために

不要になったマットレスをできるだけ高く売るために、どのような工夫ができるでしょうか。

マットレスに限らずですが、査定を受ける前にできる限り手入れをして、きれいな状態で買い取ってもらえるようにすることが一番です。
そして、普段から丁寧に使うよう心がけておくことが大切です。良い状態を長く保つことで、自分自身も気持ちよく使えるうえ、不要になったときにお得に処分することができます。

査定を受けるまえにできる限りメンテナンスする

布製のマットレスにしみついてしまった汚れを、全て落としきるのは難しいかもしれませんが、できる限りきれいにしておきましょう。

においがついてしまっている場合は、マットレスを立てて扇風機の風を当てることでにおいを多少軽減することができます。

普段から丁寧に使うことが大事

スプリングやウレタンがしっかりしていてまだ十分に使えるマットレスでも、汚れや生地の破れがあると査定が下がり買取不可となってしまうこともあります。面倒でも、シーツだけでなく必ずマットレス専用のカバーをつけて使うようにしましょう。

長時間同じ場所に圧力がかかっていると、コイルやウレタンの一部分だけがへたってしまいます。

一定期間ごとに、マットレスの上下左右裏表を入れ替えるローテーションをしておくと、マットレスを良い状態に保つことができますまた、湿気がたまってカビが生えてしまうことを避けるために、時々マットレスを立てて風を通すこともおすすめします。

買取が難しいマットレスとは?

どんな高級ブランドのマットレスでも、
◆汚れやしみがある
◆においがついている
◆破れている箇所がある
◆スプリングが壊れている
◆ウレタンがへたっている

など、状態が良くないものについては、次に買って使いたいという方もなかなか現れないでしょうから、買取を受け付けてくれるところはほぼないでしょう。
粗大ごみに出したり、不用品回収業者に依頼するなどの方法で処分することをおすすめします。

寝具として使うものなので、汚れているものや、においがしみついてしまっているようなものは売ることができません。当然、買取不可となります。また、破損している箇所があるなど、マットレスとして使うことが困難な状態のものも買取できません。

まとめ

引っ越しや買い替えなどで不要になったマットレスを処分する方法、上手に買取してもらう方法についてご紹介しました。

大きくて重たいマットレスは、家から運びだしたり運搬するのにも大変な手間がかかります。廃棄処分するには、そのうえ処理手数料がかかってしまうのがネックです。

でも、もし状態の良いものであれば買取で処分することも可能です。
普段から汚れや湿気によるカビなどに気をつけて丁寧に使うようにしておくことで、マットレスを長持ちさせ、不要になったときにはお得に処分することができます。

また、買取処分を見越していなくても、寝具を普段から清潔に保っておくことはQOLに重大な影響が出ます。寝室は適度に換気しマットレスは位置を替え、シーツは定期的に洗濯するなど、快適に眠れる工夫をしていきましょう。

マットレスを不用品として処分したいというときには、不用品回収のエコピットがおすすめです。
マットレス1点だけでもすぐにお伺いしますし、他にも大量に不用品があるというときでもOK!最短即日でお部屋をスッキリいたします。

マットレスを始めとした不要品の処分でお困りの際は、ぜひ一度エコピットにご相談ください。

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