コロナ禍で人を呼ぶ機会も減り、出前やネット通販が増えていることも要因の一つとなって増加している“汚部屋”住人。
テレビに出てくるようなごみ屋敷というレベルではなくとも、気がつけばあなたの部屋も汚部屋になってしまっているかもしれません。
もし自分の部屋が、家族や友人の家が汚部屋になってしまったとき、自力で片付けるにはどうしたらいいのでしょうか。
どこに何があるのか分からなくて困っている
何から手を付けていいかわからない…
苦労して片付けたが、またすぐにリバウンドしてしまった
そんな方に向けて、今回は汚部屋から自力で脱出する方法について詳しくお話していきたいと思います。
一人で悩んでいても、お部屋はいつまでも汚いままです。
ですがこのページに辿り着いたということは、何か変えたい、今年こそ片付けたい!と願って検索されたのだと思います。
まずは自分の部屋のタイプを知り、どのような手順で進めていくといいか、きれいな状態をキープするためにはどうしたらいいかも詳しく説明しておりますので、長年のお部屋状態にお困りの方へ、少しでもお役に立てましたら幸いです。
目次
汚部屋、ごみ部屋、ごみ屋敷、もの屋敷…違いはあるの?
物が多く散らかっている部屋を表す言葉として
・汚部屋
・ごみ部屋
・ごみ屋敷
・もの屋敷
などが多く見られますが、それぞれに違いはあるのでしょうか。
汚部屋
おべや、おへやと読みます。こちらは読んで字のごとく、「汚い」部屋のことです。
汚いという字が入っているだけあって、ただ物が多い雑然とした部屋というよりは食べ残しや生活ごみなどが溜まってしまっている印象ですね。
ただ、家の中で特定の部屋だけがこの状態、という場合には比較的短時間で片付けることができるでしょう。
ごみ部屋
家全体とは言わないまでも、いくつかの部屋やリビングなど共有のスペースにごみが侵食している状態がこちらのごみ部屋。
家族の誰かが片付けが苦手だとこの状態になりやすいです。
とはいえお庭やマンションの共有部など、外から見える部分にはごみが見えないため、一見すると中がこのような状態とは判別できません。
しかしここからさらにごみが増えていくと次の「ごみ屋敷」状態となってしまいます。
ごみ屋敷
生活スペースの大半がごみで埋もれてしまい、屋外にも溢れ出し始めている状態がこちらです。
家具もごみに埋もれ始めているため、ベッドの上など限られたところで生活しなくてはならず、部屋の中を移動するだけでもごみの山を踏み越えて行わなくてはいけません。
害虫やホコリなど健康上の問題も出始めるため、早急に対策が必要な状態です。
もの屋敷
明らかな生活ごみなどではなく、本や玩具、洋服、道具など様々な「もの」に占領されている状態の物件です。
収集癖がある方が陥りやすく、本人にとっては宝物であるため捨てて数を減らすこともなかなか難しい状態です。
コレクションであれば適切な手入れも行っているため、比較的衛生的な状態であることは救いですが、地震などの天災に見舞われた際に倒壊や下敷きの可能性もありますので、適量を持つようにしてほしいものですね。
どうして汚部屋になってしまうんだろう?
そもそもなぜ部屋は散らかってしまうのでしょうか。
ダメなやつだと自分を責めてしまう前に、どうして何度片付けても汚部屋になってしまうのかを考えてみましょう。
生活習慣によるもの
汚部屋・ごみ屋敷にしてしまって当社エコピットのような業者に片付けを依頼してくる方の多くが、看護師や医師、教師や公務員などの職業の方です。
こうしたお仕事の方は夜勤や残業が多くごみ出しの時間に家にいられないことが多かったり、また単に多忙なため家に帰ると疲れ果てて掃除や片づけができない…という方も多く、お部屋にしてしまいがちなのです。
そして、近年増えているのが「リモートワーク」で働く方からの依頼です。
家にずっといられるんだから掃除や片づけもすぐにできそうじゃないか、と思われがちなのですがそうではありません。
常に家にいる分ON/OFFの区別がつけづらくなり、散らかった部屋にずっといることで目が慣れてしまうため、片付けなくてはという意識が鈍り汚部屋にしてしまう方が多いのです。
性格によるもの
汚部屋やごみ屋敷にしてしまうくらいなのだから、生活もがさつでだらしない人が多いのでは?と思われるかもしれませんが、実は部屋を片付けられない方の多くが真面目で几帳面な性格なのです。
真面目で几帳面であるがゆえに、ごみの分別を完璧に行わなくては気がすまず、その結果ごみ捨てができず汚部屋へ…ということはよくあります。
一度間違った捨て方でごみを捨ててしまい、そのことを管理人などから注意されたのがトラウマになってしまいごみ捨てができなくなってしまったという方もいらっしゃいます。
雑な人ほど、多少ビニールごみが可燃ごみに混ざっていても「まあいいや!」と捨てられてしまうので、意外とごみ捨ては定期的にできていたりするのです。
真面目で几帳面な人以外にも、人からもらったものをなかなか捨てられないという優しい方や、ものを大切にする方もいつの間にか汚部屋や物屋敷にしてしまいがちですが、正しい 分別方法がわかり、気持ちの区切りがつけば捨てられるようになるので、汚部屋脱出は比較的難しくないでしょう。
病気によるもの
性格や生活習慣以外に、心身を蝕む病気によって部屋が片付けられなくなっているケースもあります。
身体的な怪我や病気で部屋を自由に動くことができず、片付けや掃除をすることができなかったり、通院に忙しく掃除をしていられない方もいらっしゃるでしょう。
一方、精神疾患は掃除や身の回りのケアなどを行う気力がなくなってしまう病気のため、家事や片付けに手が回らず汚部屋になってしまいます。
発達障害など特性として注意力が散漫な方は、どこに何を置いたか忘れてしまい同じものを何度も買ってしまったり、今の状態からの変化を極端に拒むため物を動かしたり減らすことができず、部屋が散らかってしまうこともあります。
病気によって汚部屋になってしまったというときは、まずは病気を少しでも改善することが優先となります。
あなたはどの状態?汚部屋度チェック!
わたしももしかしたら、汚部屋かも…と思ったら、まずは部屋を見回してこの診断を行ってみてはいかがでしょうか?
自力で片付けられるレベルであれば、すぐに片付けを始めましょう。
LV.1:物を床に置いてしまう…汚部屋度★☆☆☆☆
服や雑貨などのちょっとした物を、決まった場所でなくその辺の床に置いてしまっている方。
ちょっとごちゃついた部屋かな?という印象ですが、まだまだ汚部屋ではありませんのでご安心ください。
ただ、あちこちの床に物が置いてあると掃除の度に物をどかさなくてはならず、それを億劫がっているうちに気づいたら汚部屋になっていた…ということもままありますので、この段階のうちに早めに片付けてしまうのが良いでしょう。
LV.2:部屋の中でしょっちゅう探しものをしている…汚部屋度★★☆☆☆
たとえばハサミなど、使おうと思った時に「どこにやったっけ?」といつも部屋中を探し回っている方は、汚部屋予備軍かもしれません。
部屋のどこに何を収納しているかを把握できておらず、使いたいものがいつも行方不明だという状態や、その度に新しく買い足しているため同じものがいくつもある、という方は注意が必要です。
LV.3:部屋の中を歩くのも一苦労…汚部屋度★★★☆☆
もう床は見えない状態で、部屋を移動する際には物を踏んで歩いている…という方はもう汚部屋の入り口に立っていると言えるでしょう。
割れ物などが他の物の下に隠れている場合もあるので、それをうっかり踏んでしまうと怪我をしたり、電化製品のコードなどが物の下敷きになっていると断線して火災につながるおそれもありますので、一刻も早く克服しなくてはいけません。
LV.4:開かずの引き出しやタンスがある…汚部屋度★★★★☆
床を埋める荷物の高さが増え、それがつっかえてしまい引き出しなどが開けられなくなったり、物が邪魔をしてクローゼットや廊下のドアが閉められない、または開けられない状態。
これはもう立派な汚部屋と言えるでしょう。
棚が開けられないと中の物が取り出せないだけでなく、物をしまうこともできないのでお手上げです。
一旦そこにあるものをどかし、引き出しを開けるためのスペースを作らないことにはずっと片付けることができません。
LV.5:生ごみや生活ごみと一緒に暮らしている状態…汚部屋度★★★★★
食べた物の食べ残しや生活ごみなど、明らかなごみがあるにも関わらず、それを放置してまさに「ごみと同居」している状態。
この段階になると悪臭やカビ、害虫などの被害も出始め、汚部屋からごみ屋敷へと進んでしまうのも時間の問題です。
ここまでになってしまうと自力で片付けるのは難しいため、プロに頼った方が良いでしょう。
汚部屋を脱出したい!押さえておきたい3つのポイント
このままでは汚部屋になってしまう、もしくはもう片足を突っ込みかけていると自覚したあなた。
片付けするぞ!と意気込んだものの、いざ始めてみても「もったいない…」という気持ちが邪魔をして挫折してしまうかもしれません。
そんなときは、この3つのポイントを意識すると片付けやすくなりますよ。
1. まずは捨てることに抵抗をなくす
2. 1年以上触っていないものは迷わず処分
3. 使えるけど使う予定のないものは人に譲る
まだ使えるものを捨てようとするのは物を粗末にしているようでもったいないと感じるのも無理もないことですが、そのままの状態でどんどんホコリをかぶっていってしまうこととどっちがもったいないでしょうか?
1年触らなかったものは、今後もきっと触ることはないでしょう。思い出の品などは写真に収めて、今までありがとうと感謝の言葉をかけて手放せば良いのです。
ギフトなどでいただいたものの趣味に合わず、新品同様で眠っていたものなどはリサイクルショップを活用したり、使ってくれそうな友人・知人がいれば譲ってあげると喜ばれるかもしれません。
このポイントを胸に、次からは実際に汚部屋を片付ける手順を紹介していきます。
汚部屋脱出の5ステップ
いよいよ汚部屋を片付けていきます。
手際よく片付けを行うには、
1. 片付けに必要な道具を揃える
2. 明らかに必要ないものを捨てていく
3. 物を「仕分け」する
4. 物に「住所」を決めて整理する
5. 部屋の掃除をする
この5ステップで行うのがやりやすいのでオススメです。
それぞれをもう少し詳しく解説していきます。
1.片付けに必要な道具を揃える
まずは必要なものを揃えていきましょう。
・ごみ袋
・ダンボール
・ガムテープ
などの他に、
・洗剤
・スポンジ
・ほうき・はたき
・雑巾
などの掃除道具も用意します。洗剤などは片付けをしている途中でストックが何個も出てきた!ということもあるので今は買い足さなくてOKです。
まずはごみ袋やダンボールの用意を。
2.明らかに必要ないものを捨てていく
大きなサイズのごみ袋を用意したら、まずは目についたところの床から始めましょう。
・雑誌、カタログ、チラシ
・包装紙や箱
・全く使っていないもの
など、見てすぐに不用品と分かり分別が簡単なものから、頭を使わずにどんどんごみ袋に突っ込んでいきます。
分解したり洗ったりといった作業や、分別の手間があるものは一旦まとめてよけておくのがポイントです。
まずは紙ゴミ、ビニールごみ、可燃ごみなど単純なものを一気に片付けてしまうことで、意外なほど短い時間で部屋にスペースが生まれ、モチベーションがアップします。
3.物を「仕分け」する
ざっといらないものが片付いたら、次は服や靴、バッグなどの布製品、つい増えてしまう本や雑誌などの仕分けです。
ダンボール箱を組み立てて、要る・要らない・保留を分けていきましょう。
「要らない」の箱に入れたものは自治体のルールに従って処分します。
「保留」にしたものは1週間、などと考える期間を決めて、その後に改めて要不要の判断を行います。
「要る」の箱に入れたものはこれからも必要だと判断したものですので、さらに品目ごとに分けて適した場所へしまっていきましょう。
4.物に「住所」を決めて整理する
本は本棚、服はクローゼットや衣装ケース、仕事関係のものはデスク周り…といったように、仕分けた物に「住所」を与えてあげましょう。
部屋が散らかるのは物の定位置が決まっていないため。使った後戻す場所は決まっていないため置きっぱなしになってしまい、結果部屋が散らかります。
物の置き場所が決まっていれば使いたいときにもどこにあるかすぐに見当がつき、無駄に探しものをしていた時間もなくなります。
5.部屋の掃除をする
部屋の床に物がなくなったら、ようやく掃除を行います。
物が散乱した状態で掃除を行おうとしても掃除機があちこち当たってホコリを取りにくく、必要なものにも洗剤がかかってしまった…などの懸念もありますので、拭き掃除や掃き掃除はこの段階で行います。
まずは壁や窓などの高いところのホコリや汚れを落とし、それから床の掃除を行うと効率がいいです。
汚部屋にリバウンドしないためのコツ
おめでとうございます!これであなたも汚部屋脱出です。めでたしめでたし…といけばいいのですが、根本から意識を変えるのはなかなか難しいもの。
せっかく一念発起して片付けたのに、気がつけばまた汚部屋に逆戻り…むしろ前より散らかってしまった…と嘆いている方も少なくないのです。
整理された部屋をキープするにはいくつかのコツがあります。
どれもそんなに難しいものではないので、一つずつ実践してみてください。
物を増やしすぎず、常に床が見える状態に保つ
せっかく物を減らしたので、この物量を保つようにすれば部屋が散らかることはありません。
洋服でも雑貨でも、「一つ買ったら一つ手放す」ということを心がけるようにしましょう。
一日の終わりにお部屋のリセットを行う
朝はバタバタして、着替えた服や食べ終わった後の食器、仕事の道具などが散乱していてもかまいません。
ただし、その状態を次の日まで持ち越さないようにしましょう。
食器は洗い、洋服は洗濯機へ…と片付けを行い、夜寝る前には必ず元の片付いた状態に戻してから一日を終えるように“リセット”を習慣づけると、きれいな部屋で過ごすのが当たり前になってきます。
定期的に持ち物チェックをし、触っていないものは処分する
3ヶ月や半年、など期間を決めて、定期的に持ち物を見直すようにしましょう。
靴下や肌着など、くたびれていませんか?
不要な書類など、溜まっていませんか?
衝動買いしたけど使わなかった物、趣味が変わって使わなくなった物。ほったらかしていませんか?
そんな「汚部屋の種」となりそうなものは定期的に処分を行えるようになると最高です。
お部屋の状態を写真に撮っておく
視覚的な情報はとても大切です。汚部屋の中にずっといると、その状態が当たり前になってしまうため散らかっていると自覚しにくいもの。
ですが一度それを写真に撮って見てみると、あまりに雑然としていることに驚くはずです。
苦労して片付けを行ったら、同じ場所からもう一度写真を撮って比べてみましょう。
二度と前の状態には戻りたくない…と意識を強く持てるはずです。
部屋が散らかってしまいそうなときはその写真を見返して、きれいな状態をキープできるようにしましょう!
お部屋片付け、プロに依頼するならエコピットへ!
忙しすぎる生活習慣や疾患、性格によって誰しもが陥ってしまう可能性のある汚部屋。
今回はなんとか自力で片付けを行う方法をご紹介してまいりました。
しかし、本編でも紹介したレベル1~2程度の汚部屋であれば脱出もまだ自力で行えますが、ハイレベルな汚部屋となると自力で抜け出すのは困難です。
不用品をそれぞれに合った処分方法で捨てる手続きや運び出し、ごみを回収日に合わせて指定の場所へ持っていく…などやることが多すぎて、挫折してしまう方も少なくないでしょう。
そんなときは片付けや不用品処分のプロである我々、エコピットにぜひご用命ください!
汚部屋を見られるのが恥ずかしい…と誰にも相談できずに汚部屋で暮らしている人もご安心ください。
我々はプロですので秘密厳守が鉄則です。
近所の人にも汚部屋であることを知られることなく、長年悩み続けた汚部屋からサヨナラすることができますよ。
プロならではのノウハウとテクニックで、あなたのお部屋を片付けます。
ご相談だけでも大歓迎ですので、一人で悩まずにぜひ一度エコピットへお問い合わせください。
エコピットのご相談・お問い合わせは⇒こちらから!
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