捨て活の始め方・やり方を解説します!
シンプルで無駄なものは置かず、余白のあるモデルルームのような暮らし、憧れちゃいますよね。
しかし現実は、雑多に物が置かれて生活感にあふれた空間で、なんだかごちゃついているな…と思いながら暮らしている…というあなた。
そんな生活、「捨て活」で脱出しませんか?
捨て活とは読んで字のごとく、「捨てる活動」のことです。
いつか使うかもしれないし…と使っていないものもつい取っておいてしまったり、デザインが気に入っていないものでももったいないから…と使い続けていては、いつまでも部屋はごちゃついたままです。
きっぱりと「捨てられる人」に変わることで、毎日がいきいきと輝き始めますよ。
今回の記事は、ズバリ「捨て活」についてです。
準備から始め方、どんなものを捨て、どんなものを残すのかなど、幅広く紹介しておりますのでぜひ最後までお読みください。
目次
捨て活とは何?断捨離との違いは?
最近耳にするようになった「捨て活」という言葉ですが、読んで字のごとく、不要な物を「捨てる」ための「活動」のことです。
似たような意味の言葉に「断捨離」がありますが、こちらは元々はヨガの思想が始まりです。
不要なものを「断ち切って」「捨て」、執着心から「離れる」ことで、軽やかな暮らしや人間関係、ひいては人生を過ごしていこう…という考え方になります。
断捨離するのは物質的な「物」だけでなく、煩わしい人間関係や自らの迷い・悩み・固定観念など、目に見えないものも含まれており、行き過ぎると少しスピリチュアルな思想にも思えます。
対して「捨て活」は、もっとカジュアルで気軽なニュアンスです。
断捨離が「捨てる」ことに重きを置いていることに対し、捨て活は、捨てると同時に「何を残すか」も重要視している点が大きな違いと言えるでしょう。
より良く暮らすために、捨てるだけではなく、残してともに暮らすものを選ぶ。
これが捨て活の基本です。
断捨離よりも楽しい気分で始められる方も多いと思いますので、ぜひこれを機に片付けの習慣を身に着けましょう。
捨て活の準備を始めよう
捨て活をしてみよう!と思い立ったら、まず始めるのは「捨て活計画」を立てること。
すぐにでも始めたいところですが、慣れていない方が勢いで捨て活を始めてしまうと、必要なものまで捨ててしまったり、あちこち無計画に物を出してきて余計に部屋が散らかってしまったり…と収集がつかなくなってしまうことも。
まずは部屋に何があるのかを見直し、何を捨てて何を残すかの計画を立てていきましょう。
まずは残したいものを決める
捨て活は捨てることより、残すことにフォーカスしています。
自分がどんな暮らしをしたいのか、今のごちゃついた部屋から、どんな部屋へ変えたいのかをしっかりとイメージします。
そんな生活を手助けしてくれるようなものだけを選んでいけば、自然に残すもの・捨てるものは見えてくるはずです。
・今使っている、必要なもの
・見ていると心がときめくもの
・使ってはいないけど残しておきたい思い出の品
などは残すことになると思いますので、これらを部屋のどこにどのように配置するかを考えていきましょう。
もし迷ったら…
捨て活をしていて、「これは捨てるか残すかどうしよう…」と迷ったら、勢いで捨ててしまわずに、「保留」の箱を作り一旦入れておくのがおすすめです。
思い出の写真や手紙など、今は必要ないように思えても、一度処分してしまうとあとでまた見たいと思ったときに買い戻すことができないため、もう取り返しがつきません。
少しの間冷却期間をおき、あとでゆっくりと吟味して残すものを決めるか、全部取っておいたってそんなに場所は取らないはずです。
どうしても数が増えてかさばりがちなお子様の写真や工作の作品などは、デジタルデータにして保存しておくと場所を取らない上に、いつでも見返すことができますのでおすすめですよ。
捨てるものをリストアップする
残すものが決められたら、次は捨てるものの線引きをします。
チェックリストを作っておくと、その基準を満たしているものは無条件に「捨てる!」と判断ができます。
捨て活でまず手放すべきは
・明らかなごみ・不用品
・今後使う予定がないもの
・好みではないもの
・使用感がありすぎるもの
・飽きてしまい使っていないもの
・賞味期限・使用期限が切れているもの
です。
このあたりは瞬時に判断して進められそうですね。
判断に迷うものが出てきたら、先程の「保留」BOXへ一旦入れて、後で考えるようにします。
捨て活はどこから始めるのがよいか?
それでは理想の部屋を作る計画も立てられたところで、いよいよ捨て活を実践していきます。
いきなり大きなスペースから始めてしまうと、終わりが見えずに挫折してしまうこともありますので、まずは手がつけやすい、普段のカバンやポーチ、次は引き出しの中やおもちゃ箱など、小さなスペースから始めていきましょう。
達成感を感じやすく、モチベーションアップにつながります。
捨て活の鉄則は“全部出し”!
捨て活で大切なのは、自分が今どれだけのものを持っているのかをきちんと把握すること。
そのためにはまず、引き出しや棚の中から「全出し」して、一箇所に集めます。
食材や文具、本など同じジャンルのものが家のあちこちにちらばっているという場合は、まず一箇所に集めてみましょう。
出したものは仕分けを行います。
たとえば文房具ならハサミ、ペン、付箋、糊やテープ…などというように分け、その中で
・インクが切れて使えないペンなどは即捨て!
・ハサミを一番使う場所はどこか?
・今後ノートを使う予定はあるか?
と先程のチェックリストに沿って捨てるもの・残すものを決めていきます。
>出た不用品はすぐ処分しよう!
仕分けた中で、「捨てる」と判断したものは、一刻も早く適切な方法で処分しましょう。
捨て活は、不要なものを家の外から出してやっと完了です。
仕分けて満足してしまいがちですが、そうするといつまでも部屋は片付きません。
ここからは、捨て活で出がちなものの主な処分方法について細かく説明していきます。
紙類やダンボール
明らかにごみと判断できるものは処分しやすいですよね。
紙類には
・雑誌、本
・古新聞
・飲料の紙パック
・雑紙(ざつがみ)
・ダンボール
などがあり、自治体での古紙回収や、回収ボックスで資源ごみとして処分することができます。
食品のタレや油で汚れている紙やレシートのような感熱紙、写真などは資源ごみではなく、可燃ごみとして処分することになるので一緒にしないようにしましょう。
家具や布団、ストーブ、自転車などの大きな生活用品
クローゼットや押し入れに入っているものには、捨て活のターゲットがたくさん眠っていることでしょう。
扉を閉めてつい見なかったことにしてしまいがちですが、これを機に処分してしまいましょう。
クローゼットに大きくスペースが空けば、風通しも良くなりますし部屋に散乱しているものを収納するゆとりも生まれ、さらに部屋がスッキリします。
自治体のゴミ袋に入らないサイズのものを粗大ごみとして処分する場合は、
1. ネットや電話で回収の予約をする
2. 処分費用を支払って、粗大ごみシールを購入する
3. シールを処分したい不用品に貼る
4. 回収日当日、指定された場所へ運び出す
という手順で手放すことができます。
立会はいらず、数百円~と比較的安価で不用品を処分できるのがメリットですが、回収日は月に1~2回ほどしかないところがほとんどで、回収の1週間以上前に予約をしておかなくてはいけないので、余裕を持ったスケジュールを組まなくてはいけません。
冷蔵庫・洗濯機・エアコン・テレビなどの家電4品目に指定されている家電や、パソコンなど粗大ごみで処分することができないものも、家の中には多々ありますので、正しい処分方法を調べながら捨て活を進めましょう。
生活雑貨や日用品
お弁当を買った時にもらった割り箸や、粗品でもらったタオルやノベルティ、化粧品のサンプルなど…。
そうした、「いつか使うかも」「もったいないから」と取っておいたものたち、本当に使った機会はこれまでに何回ありましたか?
割り箸やスプーンなどは行楽のときや、洗い物が面倒だというときには確かに重宝しますが、10本までなどストックの上限を決め、それ以上は持たないようにするなど工夫を。
もらったものの気に入らないデザインのものや、今後使う予定のないものは捨て活を機に処分してしまいましょう。
食器
捨てる・捨てないの判断を迷いやすいものの一つが食器類です。
割れたり欠けたりしていなければ捨てるのはもったいない気がしますが、家にいる人数に対して、たくさん持ちすぎていないかなどを定期的に確認すると良いですね。
洋服
おしゃれや流行に敏感で、たくさんの洋服を持っているという方も多いでしょう。
着ていなくても、見ているだけで心がときめく憧れのブランドの思い出のドレスなどは無理に手放す必要はありません。
ですが、
・毛玉・ほつれ・シミのある服
・ここ1年着た記憶がない、あったことも忘れていたような服
・体型が変わって着られなくなった服
・年齢に合っていない服
・ゴムが伸び切った服
・流行遅れになってしまった服
・サイズアウトした子供服
という基準でなら、処分できそうなものも出てくるのではないでしょうか。
自分はもう着られないけど、まだまだ着られる状態・デザインの洋服や、人気のあるブランドの服であればメルカリ・ヤフオクなどのフリマサイトやネットオークションにかけて売ってしまうのも一つの手です。
タンスの肥やしになっていたもので、思わぬ収入を得られるかもしれませんよ。
ただしその場合も、期間を決めて出品するようにしてください。
ある程度の期間出していても売れなければ処分するか、値下げして売り切るなどの工夫をしないと、結局いつまでも在庫として持っておかなくてはいけなくなります。
もしかしたらそれ、売れるかも?
捨て活をしていて出てきた不用品の数々。
もしかしたらそれをまだ必要としている人もいるかもしれません。
洋服などは先程も説明したように、メルカリなどに出して見る他、リサイクルショップへ持ち込む方法でも売ることができます。
袋にまとめてそのまま持っていけば査定してくれるようなところもあり、買取額アップキャンペーンなどを使えば少しはお金になるでしょう。
箱のまま開けていない贈答品や本など、日用品系も買い取ってくれるショップがあれば、一度査定に出してみてもいいですね。
収納グッズを手放す
捨て活の最後の仕上げは、収納グッズや衣装ケースを手放すことです。
これまでのステップで、衣装ケースや引き出しはかなりスペースが空いたことでしょう。
そこで空になったケースをそのままにしておくと、人は不思議とそのスペースを何かで埋めたくなってしまうもの。
捨て活の“リバウンド”をしないためにも、むやみに収納グッズは持っておくべきではありません。
捨て活は一日にしてならず!
いらないものを選び出し、見事捨てることに成功したあなた。
しかし、捨て活はこれで終わりではありません。
ものは新しく買ったりもらったりして、毎日あなたの家に入ってきます。
せっかく捨て活で部屋をきれいにしたのに、いつの間にか汚部屋に逆戻りしていた…そんな事態を防ぐために、ここからは捨て活を継続する方法を解説していきます。
毎日5分捨て活の時間を作る
毎日というと難しいなと思ってしまうかもしれませんが、1日のうちのたった5分でしたら作ることができると思います。
毎日5分だけ、目についたものを片付けるというルールを守れば、自然と習慣化することができます。
・ポストに入っているDMやチラシを捨てる
・バッグやポーチの中身を整理する
・お財布のレシートやクーポンを整理する
・冷蔵庫に期限切れのものがないかチェックする
など、5分といえどできることはたくさんあります。
一つ買ったら一つ捨てる意識を持つ
たとえば洋服を買ったら、今持っている洋服の中で最近着ていなかったものや似た形のものを捨てるなど、物の「全体量」を増やさないようにするという、「One in one out」の考え方はいかがでしょうか?
これを繰り返していくと、ワードローブの中は常にお気に入りの服だけになり、気分も上がります。
捨てるものがないときは、くたびれてきた肌着や靴下などをいくつか捨てられないかチェックしてみましょう。
ときにはプロの手を頼って
ミニマリストという考え方が浸透し、最近では20代、30代の方でも捨て活を意識するようになってきました。
しかし、本格的に捨て活を行うようになるのは「終活」「生前整理」を考え始めた50代、60代の方々に多いと言われています。
しかし50代ともなると、体力・腕力ともに衰え始めてくる年代です。
そのため、大掛かりな捨て活は少し苦労することになるでしょう。
ごみとして捨てるものが多ければ、収集所と自宅とを何度も往復しなくてはいけませんし、その前に自治体のルールに従って分別をしないと回収してもらえません。
家財などを粗大ごみに出す際には、回収の予約をしてシールを買い、大きな不用品であっても原則自分たちで運び出さなくてはいけないのです。
また、捨て活をしようとしたら思ったより不用品が大量にあり、どれから手を付けていいかわからないとお困りの方もいらっしゃるかもしれません。
そんなときは遠慮なく、片付けのプロである不用品回収業者を頼りましょう。
捨て活には不用品回収業者がおすすめ
捨て活で出た不用品を一気に処分したい
分別から全部やってほしい
大量にありすぎてどうしたらいいかわからない
そんなときは不用品回収業者にお任せください。
捨て活で出た不用品たちを、自分でごみとして捨てるのにはけっこうな手間がかかります。
処分や回収には専用の手続きや予約が必要なものもありますので、それを待っている間にまた部屋が汚れてしまった…ということもあるかもしれません。
不用品回収業者なら、都合のいい日時を指定すればその時間に作業をしてもらえます。
大きな家具や家電の搬出ももちろん行ってもらえますので、無理な運び出しで足腰を痛める心配もありません。
分別のルールが難しく、ごみが溜まってしまったという方にも不用品回収業者はおすすめです。
面倒な分別や袋詰めから任せることができます。
悪徳業者に注意!
捨て活の強い味方といえる不用品回収業者ですが、中には市民を騙す悪徳な業者もいるので注意が必要です。
空き地での無料回収を宣伝するチラシを無作為にポスティングしていたり、「無料回収」を謳いながら軽トラックで街を回っているようなところは避けたほうが良いでしょう。
捨て活で出た不用品だけを回収してほしかったのに、取っておきたいものまで持っていかれてしまった
回収されたものが後で不法投棄されていたことがわかった
最初に聞いていた額より高額な金額を請求されて、キャンセルもできなかった
ということのないように、業者選びは慎重に行うようにしてくださいね。
「お住まいの地域 不用品回収」などで調べると数多くの業者が出てくることと思いますが、
・ホームページに所在地や固定の電話番号が記載されている
・地域で長年の実績があり、信用できる
という基準で選ぶと失敗がないと思います。
まとめ
捨てるものだけでなく、残すものを決める「捨て活」。
断捨離ほどストイックではないので、自分のペースで今日からでも始められそうですよね。
まずはカバンの中や机の引き出しなどの小さなところから始めて、すっきりとした部屋づくりを目指してみてはいかがでしょうか?
まだ使えそうな日用品や洋服類は、リサイクルショップやフリマアプリで売ってみるのもおすすめです。
もし思ったよりも捨てたいものが多くてお困りの方は、不用品回収業者のエコピットにご相談ください。
捨て活で出た処分する品を、お客様に代わって適切に回収・処分させていただきます。
捨て活のついでに、部屋や水回りもきれいにしたいという方には、ハウスクリーニングも行っておりますのでご用命ください。
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